Yahoo と Excite の誤訳を斬る

先日お届けした電話テレパシーに関する記事は、メジャーどころを始め多くのサイトで扱われていました。どんな訳にしたのかとヤフーとエキサイトの記事を見てみると、いずれも?な部分が。今回はそこを取り上げてみます。

ヤフー: 「今、君のこと考えてた」電話テレパシーは実在=研究者
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060906-00000389-reu-ent

ヤフーは、実験手順について
「実験は、被験者があらかじめ知り合い4人分の名前を提出。その4人が被験者に対し電話をかけ、被験者が誰からの電話かを当てるというもの」
と書きながら、

However, his sample was small -- just 63 people for the controlled telephone experiment.
「ただ、この研究に対しては、実験のサンプル数が電話63回と少ない」
としています。
被験者が63人いて、それぞれに4人が電話をするなら、サンプル数は63でなく、63 x 4 = 252以上になるはずです。

ちなみに、4人が1回ずつかける、というルールはあり得ません。それでは、最後の1人がバレてしまうなどで、期待正解率は25%をはるかに超えてしまいます。


エキサイト: 「電話しようと思っていたら電話がきた」現象に挑む科学者
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081157515524.html

こちらはタイトルがすでに?で、1文目を次のように訳しています。
Many people have experienced the phenomenon of receiving a telephone call from someone shortly after thinking about them.
「誰かに電話をしようと思ったすぐ後に、その人から電話がかかってくるという経験をしたことがある人は多い」

「電話をしようと思った」とはどこにも書かれていません。そういう仮説の検証なら、実験のやり方も変わってくるでしょう。誤訳というより、翻訳者の勇み足といえそうです。


はあーメジャーどころの揚げ足とってすっきりした・・・私の自己満足にお付き合いしてもらい、すみませんでした!ヤフーもエキサイトもたいしたことないのう!!
(鏡を見ると、鬼の首をとったような顔の自分がいます)


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