ベストセラー紹介: 地球温暖化なんてウソ?

地球温暖化は確実に進行しており、その主因は人間が作り出す二酸化炭素による温室効果(greenhouse effect)である - テレビや新聞では、これが当然の事実として報道されています。でも本当なの?このテーマに、あのマイケル・クライトンが挑みました。

「ジュラシック・パーク」や「ER」でおなじみのクライトンが2005年に出した State Of Fear。フィクションながら、本人いわく、ぼう大な資料に基づいて書かれた科学小説です。巻末には、論文ばりに参考文献が列挙されています。

日本ではあまり注目されていないものの、アメリカでは話題のベストセラーとなり、学会にも波紋を広げました。600ページを超える長編(よく言えばお買い得)でも、長さを感じさせない page-turner (ページをどんどんめくっちゃう本)で、クライトンらしくアクション満載。ただ、内容に問題があるのか、映画化の話は今のところ出ていないようです。

地球温暖化説に真っ向から挑んだクライトンですが、各所で反論に遭っています。ですので、読まれる方(特に私のように流されやすい方、うのみにしやすい方)は、読後にネット上の権威者による反論にも目を通されたほうが良いでしょう。

1つ事実として言えるのは、[1] 地球温暖化は起きている [2] それは人間のせいである、の2点は、決着済みではないということです。証明が容易でないことを考えれば当たり前かもしれませんが。われわれ一般市民としては、まあどっちにしても CO2 を減らすに越したことはないんじゃない?というスタンスで良いのではないでしょうか。

しかし、クライトンが問題提起したかったのは、地球温暖化の真偽よりも、別の点にあるように感じました。それについては、また後日。


本日の記事、お気に召しましたら、クリックをお恵みください
(ランキングサイトに画面が切り替わると1票、というシステムです)
にほんブログ村 英語ブログへ
かたじけのうござる!


おもしろさ ★★★★★ 5/5点
読みやすさ ★★★☆☆ 3/5点

この記事へのコメント

2006年09月15日 00:57
こんにちは。
面白そうな洋書ですね。冥王星の例もありますし、科学は万能では無いのかもしれませんね。
2006年09月15日 02:16
はにまる王子さま、こんにちは。そうですね、なんでも話半分に聞いたほうがいいのかもしれませんね。数日後に再びこの本を取り扱う予定ですので、ぜひまたお越しください!
2006年09月15日 12:13
はじめまして。とても素晴らしいBlogですね。この本の存在、初めて知りました。ゴアの温暖化の映画が好きで夫婦で温暖化対策に興味を持っていますが、最近数人のアメリカ人の知人がが周知の事実であるはずの温暖化を信じてないと知り、ものすごくショックを受けました。大学教授や会社の重役という人達です。ゴア嫌いのリパブリカンだからかな?とも思ったけれど、こういう信憑性のある(?)反論本が出ていたのであれば納得です。内容がとっても気になりますが、温暖化を信じてる私達にすればお金を払ってまで買って読みたくない気もするし・・。複雑です!後日の続きを楽しみにしていますね。
2006年09月16日 01:37
bibiさん、はじめまして!現地レポート、ありがとうございます。やはり日本より懐疑的な人が多いのでしょうか。ゴア本は読みたいと思いつつ、高めなのでちゅうちょしてました(セコくてごめんなさい)。こっちはあくまでもSFですけどね。内容に興味はあるけど、こいつに印税が回るのはシャクだ!ってとき、私は図書館か中古本店を利用します。かたじけのうございます!またのお越しをお待ちしています。
2017年07月24日 15:36
Incredible points. Solid arguments. Keep up the amazing spirit.

この記事へのトラックバック

  • オタワに到着しました

    Excerpt: ついにオタワにやってきました。  まず,関空からの出発では,話題の液体チェックが実施されていました。チェックする場所は,一般のセキュリティポイントではなく搭乗ゲート付近。これが結構「曲者」で,早.. Weblog: 世界の斜窓から~英語ニュースで英会話攻略~ racked: 2006-09-14 23:25